2022年4月22日

キャンプに行きたくない?
お天気も良さそうよ〜。
ということでまだ行ったことのないキャンプ場を探す。
急なこともあり平日だし、適度な距離で温泉もあって仕事がちょこっとできる場所がいい。
ネット検索で見つけたのがここ「しあわせの村オートキャンプ場」だ。
どうも「しあわせの村」は神戸市制100周年を記念し開村した総合福祉施設らしい。高齢者や障がい者にも優しく、すべての市民が交流できる場所になっているようだ。
見つけた時は、「しあわせの村」という名前から、もしかして○教関連の村なのかなと思ったりもしたのだが、よく見てみるとホームページも「公益財団法人こうべ市民福祉振興協会」が運営しているようなので安心感が湧いてきた。
地図で見てもとにかくでかい!まさに山の中に作った大きな村のようだ。こんな施設が神戸市内にあるなんて今まで知らなかったなぁ〜。
自宅からは約1時間と近いので、行ってみることにした。

予約も平日なので無事に取れた。
今回は一泊だけなので、流し台や電源の付いたサイトを選んで、少し楽をしながら楽しむことに。
高速を走り、一路「しあわせの村」に向かう。
そろそろかなと思ったら、高速のICの名前が「しあわせの村」となっているではないか!
なんと高速の出口がそのまま「しあわせの村」の入村ゲートのようになっていたのだ。
いやいや驚いた。さすが神戸市様だ。それだけ大きな重要な施設ということだろう。
早速チェックインに向かう。いや、まだ30分以上時間がある。
温泉などの施設を先に見て、マルシェがあるようなので今晩の食材も買えるかと思い温泉に向かう。
平日なので空いているだろうと思いきや、温泉のある建物の前の駐車場には結構な車が…。

利用者は高齢の方が多い。ジムもあって、高齢の方が多く元気に鍛えてる。さすが福祉施設だと納得だ。
温泉は「ジャングル温泉しあわせの湯」ということで、かなり広いらしい。
温泉の前にマルシェがある。
残念ながらここにはキャンプで食べる食材が少なかった。地元の野菜などはあるが、結構売り切れているのかめぼしいものがなく肉類もない。小さなお土産屋さん的に考えた方がいいかも。
しまったと思っても仕方がない。来てみないとわからんし、マルシェなら期待するもんなぁ…。
まあ、本日は購入したばかりの「トライポッド」でブロック肉を吊るして焼いて食べる予定だったのでブロック肉はあるのでまあいい。ブロック肉を買っていてよかった〜。
「トライポッド」でブロック肉を吊るして焼いて食べるのが夢だったので、今日を楽しみにしていたのだ。
道路から温泉施設の建物を反対側に抜けると、広大な芝生広場が広がる。かなり広い。
日本庭園もある。池に鯉が泳いでいる風情のある庭園をひと回りする。
子供たちが全開で走り回れる場所がたくさんあるし神戸の町からも近いから、休日は混雑するだろうな。
そろそろ時間になったので、チェックインに向かう。
チェックインは15時から、チェックアウトは13時と遅めなので、翌日ゆっくりできるのもいい。
着いてみると、車が3台ほど並んでいる。そこからキャンプサイトを見ると、結構詰まっているではないか。
平日なのにこれだけ利用する人がいるとは、人気なのだろうと想像がつく。
薪を購入し、本日のサイトへ向かう。Aサイト、Bサイトを通り過ぎていく。平日にここまでキャンプ場が賑わっているのは珍しいのではないかな?
全てのサイトに流し台やAC電源付で5,000円は安いもんね。環境も悪くないし、綺麗だし。温泉もあるし、子供が遊べる大きな公園もあるし、ファミリーには最高の村かも。
俺たちのCサイトのエリアに到着。先客1組のみ。俺たちを入れて2組。Cサイトガラガラです〜。
キャンピングカーサイト(普通車も利用可)ということで少しだけサイトが大きく金額が1,000円高めなのが原因か?それにしても少ない。
空いているお陰で広々と使っているみたいで、気持ちいい。
サイトの雰囲気はいい感じで、気分が上がってきた〜。
早速設営。本日はテント&タープで。




念願のブロック肉の吊るし焼き!!!
なのだが、肉が小さいことにお気づきだろうか?
直前に流し台で妻が肉に下味をつけていて、ちょっと目を離した隙にやられた。

ぎゃぁあああー!!!
妻の叫び声がキャンプ場に響き渡る。
そして一瞬、あたりが静まりかえる。
大丈夫か?より、恥ずかしさが先行してしまう俺がいる(笑)。
幸いCサイトは空いているのでよかった〜。
A、Bサイトにも聞こえてるはずなのに誰も反応せず(笑)。
いやいや、妻の声のデカさにはまいる。もう少し控えめに叫んでくれたらなぁ。
何がおこったかというと…。
トンビではない、ワシかタカのようなやつだった。
突然、音もなく舞い降りてきて、妻をかすめて目の前の肉の塊を持ち去ったのだ。
妻は初めてのことで、かなりショックだったようだが無事で何より。
俺は何度か、海でトンビに「カップラーメン」や「おにぎり」を奪われた経験を持つ。
奴らは突然やってくるので、本当に注意が必要だ。皆様もご注意を。
なんとか残りの肉と妻の焼いた野菜などで食事を済ませ、リラックスタイム。
もう19時30分なので温泉に向かう。到着時に見にいった「ジャングル温泉しあわせの湯」。
ほんまにジャングル温泉や〜。本物の観葉植物たちが植えてある広々とした温泉内。
手すりも充実しているので、高齢者にも入りやすい設計になっている。
ジャグジーを含めたバリエーションのある浴槽がいくつかあり、順番に入って楽しめるのもいい。
体が温まってリラックスできる温泉で気にいってしまった。
平日の20時ごろということもあり、人が少なく気楽で大満足。
温まった体でテントに戻り就寝。のはずが…。
何やらトラックや車が頻繁に通り過ぎる音がする。テントの中にいるとかなり響いてくる。
この音のお陰で、熟睡することができずに朝を迎える。
朝は鳥の鳴き声で空気も澄んで気持ちいい。少し散歩してみる。





タープが夜露でかなり濡れている。まだこの時期は湿りがちだ。
よく見ると、昨夜の騒音の意味がわかった。

高速道路の高架があるではないか。離れているようで、音はかなり聞こえてくる。
外にいるときは気にならなくても、テントに入るとなぜかよく聞こえるのだ。
いや〜、このキャンプ場、リピート決定と思っていたのだが…。
夜露で濡れたタープやテントが乾くのを待ちながらゆっくりと撤収し、帰路に着くのであった。
騒音以外は俺にとって大満足のキャンプ場。妻は寝れたのでまた行きたいようだが…。