2021年4月10日(備忘録)
「GON」が3月に納車され、この車での記念すべき初キャンプをと考えていたのだが、やっぱり琵琶湖でしょ!ということで、ちょっとした観光を兼ねて琵琶湖へ行くことにした。
「マキノ高原キャンプ場」はマキノ高原、「赤坂山」の麓に広がるスキー場の広大なキャンプ場だ。温泉「さらさ」もあり、大人気なのだ。
マキノ高原(キャンプ/スキー/グラウンドゴルフ/マキノ高原温泉さらさ)
以前、「赤坂山」に娘と2人で登山したことがあり、登山路がこのキャンプ場を通過して登っていくため、ここでキャンプをしてみたいと前から思っていたこともある。
まずは湖西道路を北上し、途中の「白髭神社」を参拝することにする。
湖西道路も以前は有料道路だったのだが、無料化され本当に便利になった。混雑する近江舞子周辺や湖西沿岸部の町中を通ることなくかなり楽だ。さすがに観光シーズンは混雑もするが、無料化は本当にありがたい。
湖西道路を降り、琵琶湖沿いの道をしばらく走る。バスボートが見えると、俺も釣りたいと思ってしまう。一度もバスボートでの釣りをしたことがない。いつか陸っぱり専門は卒業できるかな〜。
穏やかな琵琶湖を見ながら走っていると、白髭神社が見えてくる。
近江最古の大社 白髭神社
駐車場があまり広くないので、心配だったが目の前に駐車できた。
鳥居をくぐり振り返ると、琵琶湖に立つ鳥居と神社前の鳥居。琵琶湖から神様が本当に上がってきそうだ。
近江最古の大社とのことで、今回は最上段の「岩戸社」まで全てお参りさせていただいた。
社の扉の金物に惹かれる。よく見ると龍だったのですね。
そういえば神社の手水舎の蛇口も龍のところが多いような気がするし神社には龍がつきもののようだな。俺は辰年だから生まれた時から龍にご縁があるのかもしれない。なぜか神社が好きなのも…。
ここには「内宮」「外宮」「弁財天」「寿老神」「稲荷社」「天満宮」まで、考えられるほとんどの神様が勢揃いされているのは何故なのか。歴史を探ってみたくなるのだった。
ここからしばらく北上し、マキノ方面へ進む。
マキノ高原へ向かう途中には、こんな素晴らしい場所もあるのだ。
いつでも絶景!メタセコイア並木
4月は新緑が少し出はじめた頃。それでもこんない美しい!季節ごとに着たくなる絶景スポットだ。
ゆっくりと走りながらマキノ高原に向かう。ここからはすぐだ。
11時30分ごろ「マキノ高原キャンプ場」前に到着。すでに駐車場はほぼ一杯。なんとかスペースを見つけて「GON」を停めて受付へ。もう並んでる。チェックインするだけでこんなに並ばんといかんのかと思うぐらい並ぶ。並んで30分、チェックインまで10分程度かかった。いや〜、最初から疲れるな。予約しててもこれだから、もう少し混雑時の対応を考えてほしいと思ってしまう。広大でメジャーなキャンプ場なんだからねぇ。
それでも、「GON」での記念すべき最初のキャンプ場。ワクワクしながらサイトへ向かう。
本日はフリーサイトの「高原サイト」。広々とした芝生の広場でキャンプをしてみたかったのだ。
ところがだ、その「高原サイト」がえらいことになっていた。強風が吹き荒れていたのだ。
赤坂山からの吹きおろしの強烈な風が、すでに設営してあるテントやタープをへし曲げている。
新たに設営しようも、絶対無理な状況。上から何やら飛ばされてコロコロ転がってきたりもしている。
早くから焚き火やバーベキューをしている人もいたが、火の粉や灰が飛んできて大迷惑だ。いやいやできる状態ではない。
俺たちもサイトを周回し良さげな場所を探すも、トイレが遠いとか妻のご意見もあったりで、この状況ではどうにもならない。
一度ここならという場所で「GON」を停め、先日ようやく手に入れた新品の「オガワ カーサイドシェルター」の設営をなんとか試みるも、風に耐え切れずポールがへし曲がってしまった。
新品なのに最悪や〜!!!
だから言ったじゃない!
無理して張らなくていいって〜。
険悪モードが漂う…。
俺はどうしても張りたかった。この日のために用意したから…(涙)。
どうにもならない状況なので仕方なく一番下の方、「グラウンドゴルフ」の前あたりで「GON」を停める。いつの間にか大混雑で、設営場所が少なくなってきていた。
上の方で、雄大な景色を眺めながら広々キャンプをイメージしていた俺は、相当なダメージだ。
もう何もできない。そう悟った俺たちは「マキノ高原温泉さらさ」にさっさと入りに行く(笑)。
やっぱり温泉があるのはいいわぁ〜。あったまった〜。
夜になって風がおさまってはきているものの、時折、ゴオォォォ〜っと車を揺らすほどの風が吹く。
結局、その日は何もできず、そのまま車中泊となった。(写真どころの騒ぎではなかった。)
車内はこの時期まだまだ冷え込む。FFヒーターを少しつけて車内を温めて眠ることにする。エンジンをかけなくていいし、結構すぐに暖かくなるから本当にありがたい。ガラスが結露するのは致し方ないが。
翌朝起きると、快晴!風もない素晴らしい天気だった。
車の台数が減っているような…。早々に撤収しているのでしょう。
昨夜は強風で車が揺れたり、マットが体に合わずしっかり眠れていない。体も痛い。でも、お天気だけは最高なので少しホッとする。妻は相変わらず爆睡しているようだ。羨ましい。
俺たちはゆっくりと、そろそろ朝食にしますか。
何も設営しなかったので、朝食だけでも外で食べましょうか。
メスティンでご飯を炊き、くる時に途中の「道の駅」で購入した新鮮な「玉子」で玉子がけご飯。
イチゴやナッツ、そしてソーセージや野菜を炒めてコーヒーを飲む。
このひとときだけでも味わえてよかった〜!
さてさて、撤収して帰りましょうか。ゴミもちゃんと分別してね〜。
チェックアウト時に小さな川を挟んだ対岸の「林間サイト」を見学。ここも雰囲気があっていい。
チェックアウトをすませ、琵琶湖沿いの道に出る。ゆっくりと南下していくと、美しい景色を見ながら休める場所が何箇所かあり、こんなところに住んでみたいとも思ってしまう。
途中の今津浜は俺が小さい頃、両親がキャンプによく連れてきてくれた思い出の場所。昔のまま残っているトイレを見つけて懐かしい思いが込み上げてくる。思い出に浸りながら浜辺をしばし歩く。
朽ち果てた小屋が時代の移り変わりを感じさせる。少し残念だなぁ…。
さあ、ランチをどこかでとろうか。
琵琶湖沿いの道を近江舞子方面に向かう途中で見つけた「ルヴァン」というカフェに入ることに。
この辺りにはなかったちょっと洒落た雰囲気が目を引いたのだ。
SEIKOUSHA CAFE ルヴァン
このハンバーガー、うまかった。少しだけ冷えるが日当たりの良いテラス席で、湖を見ながら食べるランチは最高だ。でも、人気なので結構並んだなぁ。
湖西道路で帰路につく途中、こんなカッコいいシニアが!
こんなクラシックなスタイルのオープンカーで走る琵琶湖はどんな景色だったのだろう。
憧れの気持ちと共に、家路につくのだった。
それにしても強風には参ったなぁ。自然には勝てないし。車中泊仕様のキャンパー「GON」だから車内でコーヒーを飲んだり寝ることだけはできたけど、普通車ならテントが張れないと寝るのもしんどいと思う。こんな時にもキャンパー「GON」を買ってよかったと思うのであった。
広々とした高原でのキャンプは本当に気持ちいいし、景色もいいし、温泉もあるし、リベンジ必須だな。
終わり。
マキノ高原(キャンプ/スキー/グラウンドゴルフ/マキノ高原温泉さらさ)
近江最古の大社 白髭神社
いつでも絶景!メタセコイア並木
SEIKOUSHA CAFE ルヴァン