キャンプや車中泊でコーヒーは必須。ということで、携帯用のコーヒーミルを数年前に購入して使っていた。それがこれ「HARIO コーヒーミル・セラミックスリム」だ。
かなり使い込んで汚れも目立つようになってしまっているが、手のひらで握りやすい形状、大きさで当時は喜んでよく使ったものだ。でも、最近ご無沙汰になってしまっている。その理由は後ほど…。
パーツは4つに分かれる。そのためメンテナンスはしやすいといえる。
ハンドルは脱着簡単。五角形の突起にはめ込むだけで簡単に回すことができる。豆を入れるスペースの蓋ははめ込むだけ、ねじ込むタイプではない。ここがネジで固定できたなら、少し余った豆をしばし入れておくことも可能なのだが。
ミル部分と粉を受けるケースはねじ込むようになっている。三叉のハンドルをねじ込んだり緩めたりして豆を挽く細かさを調整する仕組みだ。豆を入れる部分から覗き込むと豆を挽く臼が見える。
粉が落ちてくるクリアなケース部分は、2杯分のコーヒーの目安量が記してあるのでわかりやすい。
握りやすく、扱いやすい大きさの「HARIO コーヒーミル・セラミックスリム」。なかなかいい感じのミルなのだが、使ってみるといいことばかりではない。まずハンドルが取り外せるのだが、専用ケースがあるわけでもなく、携帯用ケースを用意するかゴムバンドなどで固定するなど考える必要がある。コーヒー豆を入れるキャップもすぐ外れてしまうことから、残った豆や粉が携帯時にこぼれたりすることがあることなども気になってくる。そして、何と言っても豆を挽く時に思ったより力を使い、2杯分の豆を挽き終わるのにクルクルと疲れるくらいハンドルを回さないといけないのが難点なのだ。慣れるかと思ったのだが、何度やっても最後には手が疲れているのがわかる。
便利でいいのはわかるのだが、使ってみてわかる問題点もあるものです。この辺りは個人差があるだろうけど、電動ではない手でクルクルと回すタイプでは、疲れるほど豆を挽くのに時間がかかるのかどうかということも購入時にわかるとありがたい。それと携帯時の問題。これも収納性も含めてよく考慮して購入する方が後々楽だ。
「HARIO コーヒーミル・セラミックスリム」は価格も手頃、機能的にもコンパクトで優れたコーヒーミルだとは思う。使い込んで愛着もあるし。だけど、上記のようなことを考慮していろんなコーヒーミルを見て納得の上で購入すべきだ。使う回数が多いほどしんどくなるのはどうかと思うしね〜。
以上。
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HARIO コーヒーミル・セラミックスリム
すべてのパーツを丸洗いできる、軽量のミル。
セラミック製の臼を使用しているため、摩擦熱が発生しにくく、熱によるコーヒー粉へのダメージを防ぎます。ハンドルをはずすとコンパクトに納まるので、持ち運びに便利です。
■品番:MSS-1TB
■カラー:透明ブラック
■製品サイズ:幅150×奥行72×高220mm 口径70mm
■容量:コーヒー豆 24g
■重量(個箱含む):約400g
■価格:3,300円(税込)
■材質
フタ・本体/メタクリル樹脂
ホッパー・グリップ・ハンドルキャップ/ポリプロピレン
臼/セラミック
臼座・調節つまみ/ナイロン
シャフト・スプリング・ハンドル/ステンレス
■原産国:中国製
※HARIO公式ページより