男心をくすぐる道具が詰まった多機能ツール「千吉サバイバルアッキス 9in1」を試してみた。

ホームセンターでまたやってしまった（笑）。薪を割る時に、バトニングで頑張っていたのだが、薪が硬くて割れないこともあったり、もっと簡単にしかもカッコよく薪割りができないかと、斧や鉈でも使おうかと考えていた。でもちょっと大きかったり、危ないような気もする。もっと気軽にカッコよく薪割りができるものはないか？そんなことを思いながら店頭で見つけてしまったのがこの「千吉サバイバルアッキス 9in1」だった。

パッケージは決してかっこいいとは言えない。だが、この機能が詰まった多機能ツールは俺の心をくすぐってたまらなかったのだ。まず、手のひらサイズのコンパクトなシルエットとアッキスという小型の斧という扱いやすいサイズ感が目に留まった。そして薪割りの時にたまに必要になるノコギリまでついている。薪を束ねているワイヤーをカットする機能まである。その他、ハンマー、ペンチ、オープナー、ドライバー、やすり、ナイフなど使うかなと思うものまで装備されている。しかも価格が3,600円程度とお手頃でもある。

昔からこんな多機能ツールが好きでたまらなかったから、なんだかドキドキがとまらない。妻にこんなのがあるんだけど、と見てもらったら、即購入となった。いや即買ってくれたのだ〜♪男心をわかっている妻でよかったー！本当にありがたい。

早速家に持ち帰り開封。この千吉というロゴが気になって仕方がない。アルファベットの方がカッコいいのですがと言いたくなってくる。せっかくのアウトドア用の商品なのに、どうしても千吉と入れなければならないのだろうか？ブランド色を出すにもちょっと違うような…。植木の剪定用品ならわかるんだけど…。それだけが気になるが見た目は結構いいし、そこそこ重量感のある質感もいい感じなのです。

携帯用のケースが同梱されているのだが、これがちょっと…。

アッキスの刃の部分が飛び出してしまう可能性があるのです。ケースの内側の縫い目に刃をかます感じで収納するとなんとか安全かなと思うのだが、やっぱり購入時にはついている刃をカバーする透明のビニールを捨てずに置いておいてそれを使って収納するのが安全なのかもしれない。ちょっとカッコ悪いけど安全面には気をつけないとね。怪我しては楽しめないから。この件に関してはもっといい方法を考えてみようとは思う。使うときにテンションが下がるから。

アッキスということで、やはりバトニングで使用しているナイフより厚みがあり、薪に食い込み割れやすそうだ。

ドライバーや鋸、ナイフとヤスリ。展開するときは鋸だけが特に出しにくい。これも少し改良できるのではと思ってしまう。もう少しストレスフリーがいいのだが…。

ストッパーが硬くてなかなか開かなかった。開くとしっかりペンチやワイヤーカットとして使用できる。この硬さは使い込むうちに少しはマシになるのだろうか。

手のひらサイズでコンパクトだが、割と握りやすくいい感じ。ただ、ナイフや鋸を使用するときは、アッキスの刃に注意が必要。これも剥き出しのままなので、やはり何かしらのカバーを考えた方が良さそうだ。

さて、何はともあれ実際に使ってみましょうか！すごくコンパクトなのだが、持つとテンションが上がる〜♪これって大切なこと！

まずは薪を束ねているテープをカッターで切ってみる。切れ味はちょっと…。まあ、刃を研げばいいからよしとする。しっかりと握れるので使うのには問題ない。

お次は薪割りだ。硬い薪だったのでアッキスを打ち込んだだけでは割れない。ハンマーで叩いて割ってみる。バトニングで使用しているナイフより明らかに厚みがあるため、ちょっとしたクサビみたいな印象も受ける。もう少し柔らかい薪なら簡単に割れそう。まあ、ハンマーはやっぱり必要だろうけど。

お次は鋸を試す。割った薪を切ってみるとなかなか切れない。切れ味がいいとは言えない。これも薪が硬すぎるのが影響しているとも考えられる。こちらもしっかり握って使えるので、使用感は悪くない。

総合的には、見た目のカッコよさに比べて実際の使用感はまだまだ未知数。使っていて楽しいことは間違いないので、しっかりと使い込んでみてこの多機能を楽しんでみようと思う。俺のように鉈や斧をお探しなら、こんな小型のアッキスという選択肢もありだと思うから参考にしてみてほしい。この「千吉サバイバルアッキス 9in1」はあくまでバトニングの延長線上にあり、大きな斧のようにスパッと切れるわけではなく、クサビのような、そして多機能を楽しむためのツールとして使うモノだと思う。なかなかカッコいいので使う時のテンションは上がりますよ〜♪

以上。