小さなキャンパー「GON」で行く、ちょい車旅の記録
日本海

夏の日本海にGON! 山陰海岸ジオパークの絶景と今夏最後の海キャン<その1>

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日本海

2022年8月28日

今夏最後の日曜日、続く月曜日までの2日間は晴れる予報。これを逃すと夏が終わってしまう!

ということで、土曜日にキャンプ場をチェックし予約を完了。流石に日曜日泊は少ないようであっさりと予約が取れた。今回も夜出発し途中で車中泊する予定でいたのだが、急な準備だったので間に合いそうもなく、早朝に出発することにする。まあ、キャンプ場で泊まるのだから疲れも少しはマシなはず、大丈夫だろう。

当日は5時半に起床し、6時過ぎには出発。流石前日に準備しておいただけのことはある。素早い出発ができるのは気持ちがいい。でも、なんだか秋めいているなぁ。Tシャツ1枚では少し肌寒さも感じる。

キャンプ場は12時チェックインなので、急ぐこともないのだが、少しでも道が空いている時間帯のうちに現地近くまでは行っておきたい。結果、早く着きすぎて、コンビニなどで寄り道しながらどうするかを考えることに(笑)。

まずは、釣具屋さんを探し、餌だけは手に入れておく。そして、キャンプ場までの道のりで、観光できる場所を探してみることに。食事もしたいのだが、11時から営業のところが多く困っていると、妻が検索で「道の駅 てんきてんき丹後」を見つけてくれた。「道の駅 てんきてんき丹後」は9時から営業しているから、当然食事もできるだろう。ついでにお土産も見てみることにする。

道の駅 てんきてんき丹後

出発時は曇っていたので、大丈夫かと心配していたのだが、「道の駅 てんきてんき丹後」に到着する頃には青空が広がり始めていた。やはり秋っぽい空、日差しはまだまだ強いけど。

道の駅 てんきてんき丹後

こんな感じで、「GON」の上空でちょうど曇りと青空が割れているのも珍しい。海側からどんどん晴れてきているのがわかる。よかった〜。

道の駅 てんきてんき丹後」でお土産などを探す。妻が目をつけたのは「ぶどう」。価格がお安めなのに美味しそう。「シャインマスカット」「藤稔」を購入。俺は「へしこ風味ポテトチップス」。なんか地元っぽくて食べて見たくなったのだ。そして「お米」。「ジオの恵み」とは、なんか味のイメージが想像しにくいコピーだわ(笑)。ジオパークを無理やりつけてますな、あなた。

へしこ風味ポテトチップス」は「へしこ風味フレーバー」をふりふりして食べるのだが、俺たちは何もつけずに食べた方がうまかった…。「ぶどう」は両方とも水分が多くてうまかったです〜。

フードコートは11時からなのでまだ営業していないが、喫茶コーナーは9時〜10時30分までモーニングセットがあるようだ。朝昼兼用、いわばブランチ的な感じで「焼き鮭」のセットを頼んでみた。

道の駅 てんきてんき丹後 モーニングセット

ん〜、これがちょっとねぇ。海に来たから期待していたのだが、旨いとはいかなかったなぁ〜。残念。

山陰海岸ジオパーク 京丹後市情報センター」もあるので、少し観光情報をいただくことに。

ユネスコ世界ジオパーク/山陰海岸ジオパーク」山陰海岸ジオパークの最大の特徴は、日本列島が大陸の一部だった時代から日本海形成に関わる火成岩類や地層、海水準や地殻の変動によって形成されたリアス海岸や砂丘をはじめとする多彩な海岸地形など、貴重な地形・地質遺産を数多く観察できることです。※公式ホームページ山陰海岸ジオパークの特徴より

なるほど、この辺りの海岸線は結構「景勝地」が多いことに今更ながら勉強になる。たまにはこんなふうに知識を入れるのも必要だと改めて寄り道してラッキーだったと思った。


さて、休憩と食事もできたので、キャンプ場まで道のりをゆっくりと観光して行きますか。

東に向かってしばらく走ると海沿いの道になる。

うわ〜、めっちゃ綺麗やん。停めて写真とろう!

バス停があり、駐車スペースがあるところで急いで「GON」を停め写真をパチリ!緑色の沿岸の向こうに、青い海、青い空が広がる「絶景」だ!晴れてよかった〜!曇りではこうはいかない海の色。

この景色、どっかで見たような…。北海道の「神威岬」だ。

神威岬
神威岬

なんとなく…、角度かな…。まあ、どっちも大自然の絶景には間違いない。

今更ながらここは何ていう場所なのかと振り向くと、

屏風岩 バス停

絶景のはずだわ(笑)。知らずに停めた場所が「屏風岩」だったのだね。

しばらく走るとまたまた絶景が見えてきたので、駐車場に「GON」を停める。

犬ヶ岬園地からの丹後松島

ここは「犬ヶ岬」の根本にある「犬ヶ岬園地」だった。ここから見える絶景は、日本三景の松島に似ていることから「丹後松島」というらしい。絶景の中ほど、砂浜部分が今から行く今回のキャンプ場がある場所になる。

周辺地図
Googleマップより

素晴らしき日本の絶景を後に、キャンプ場のチェックインにはもう少し時間があるため、近くの「宇川温泉よし野の里」をチェックしてみることに。キャンプ場より少しだけ東側の山側に位置するようだ。山というより海を見下ろす高台にその施設はあった。

宇川温泉よし野の里

数多くの風鈴が風に揺られて鳴り響くエントランスから中に入ると、お土産や地元の野菜や果物が売っているスペースがあり、正面には海が見渡せるフロントスペースがあり、テラス席があったりもする。「象設計集団」が設計したらしく建物自体の雰囲気もいい。すごく落ち着くし木造の雰囲気が気に入ってしまった。レストランも宿泊施設もある。おまけに最近オートキャンプ場もできたようだ。8区画だけのようだが、田舎の雰囲気を楽しめるこじんまりとしたエリアとなっていた。日帰り温泉はお一人「600円」と、こんなにいい感じのところなのにお安い。帰りに温泉に入りに立ち寄ることにして、いざキャンプ場に向かう。

キャンプ場まではここから5分程度。あっという間に到着した。

海沿いの「高嶋海水浴場&オートキャンプ場」。

受付でサイトの確認をするが、「本日は10組程度なので海側のエリアであればお好きなところを」ということで、お気に入りの場所を探し設営する。妻のおすすめ海に出る場所が近くにあるところへ。

高嶋海水浴場&オートキャンプ場 設営

海に向かって左側に通ってきた「犬ヶ岬」が遠くに見えている。景色は素晴らしい。

今日は風が強めなので、タープだけにして、車中泊スタイルで設営。波が少し出てきたようなので久々に波乗りをしに海に向かう、が、思ったより強烈な洗礼を受け、ここの癖のある波に翻弄されせっかくのチャンスをボロボロヘロヘロで帰ってくることに。遠浅の砂浜ではないため、ショアブレイク気味の小さくても力強くほれあがる波にやられてしまった。スキムボードならかなり楽しめそうな感じ。ローカルらしき数名は、うまく乗っているのだが、俺にはチャンスがなかったな。いや、何より運動不足!体力のなさが問題だわ(涙)。自分にあった波が来た時にまた楽しもうと思うシニアは少し悲しいのであった。(恥ずかしくて写真なし。)

ついて早速気になったのだが、海側前列のサイトなのだが、せっかく景色がいいのに目の前に防波堤があるため邪魔をする。俺が好きな砂浜ダイレクトではない。防波堤と砂浜との間に川が流れていて、川を渡って海に行くことに。その川には砂利があるため、滑ったり足が痛かったりちょっと気を遣う。トイレが汲み取り式、いわゆる「ボットン便所」なのでかなり匂う。流すのも自分でスプレーガンのようなもので便を水で吹き流す。水が流れないのだ。やり方によっては飛び散って大変だわ(笑)。昨今の普通のキャンプ場に慣れていると、流石にスプレーガンは衛生面でも気になってしまうなぁ。

良いと思ったのは、景色はもちろん、サイトはほぼ芝生。芝生サイトとうたってはいても通常なら車が乗り入れて芝生が剥げてしまっていることも多いのに、ここは綺麗に芝生がいき渡っている。これには少し驚いた。やっぱり芝生のキャンプは気持ちがいいなと思わせてくれる。これにはちょっと感動した。

その芝生を見ていると、カブトムシのメスが歩いているではないか。こんな海にカブトムシ??思わず捕まえて妻の持ってきたイチジクをお裾分けする。逃すか飼うかとりあえず明日の朝まで一緒にいてね〜。

俺は久々の波乗りの洗礼を受けてヘロヘロ。その間、早めの夕食をと、妻が簡単「パエリア」を作ってくれた。本日は冷凍の魚介類を使って、先日買ったカレー米を投入、トマト味とノーマルの2種をうまく作り上げている。

見た目も楽しいではないか。本当にうまかった!2種類を食べれるなんてパエリアファンの俺としては最高だわ。

高嶋海水浴場&オートキャンプ場 砂浜フリーサイト方向を見る

コーヒーを飲みながら、ヘロヘロの体をお気に入りのチェアーに委ねて、あとはここの夕日を見るまでゆっくりと過ごすことにしよう。

つづく…。



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