さて、本日のメインイベント、「英虞湾」を遊覧船でクルーズするために近鉄の賢島駅近くにある港に到着。ホテルからは約10分程度とすぐだ。駐車場は少しだけ離れた賢島駅前にあるので、ギリギリの到着は避けた方がいいかも知れない。10時前にチケットを購入しようと駐車場から乗り場へ向かう。当初は「エスパーニャ号」でのクルージングを考えていたのだが、到着してみるとその横に小型の船でまわるプランがあることに気づく。
案内係の方に色々聞いているうちに、エスパーニャ号より小型の船の島めぐりの方がより詳しく英虞湾を見学できることがわかった。エスパーニャ号では真珠のお店に立ち寄るため、大まかなコースで約1時間であるのに対し、小型の船では真珠の店に立ち寄ることもなく、約50分でより細かなコースどりでクルーズできるのだ。しかも、少しお安く、ホテルで割引券をいただいていたので一人1,300円。
丁寧な説明を受け、小型船での「英虞湾・島めぐり」にすることにした。出発まで30分以上の時間があるが、もう乗っていていいとのことだったので、船の中で待つことにする。
船の中で最初は座っていたのだが、こんなに天気がいいならとルーフトップへ上がってみる。これが最高！すぐにルーフトップに移動し出発を待つことにする。今日はまだ3月だというのに暖かく風もほぼない状態。クルーズには最高だ♪昨日は雨で少し肌寒かったので、ガラガラだったというから、かなり天候に左右されることがあるらしく、本当にラッキーだった。
待っている間にこんなに狭い入江にエスパーニャ号がご帰還してくる。結構人が乗っていて、どんどん降りてくるのが見える。どうも大学の卒業旅行のようなグループが多いし、外国の方もちらほら。平日でもこんな状態であれば、これからの季節はますます混み合うだろう。結構人気が高かったのには驚いた。
ちょっとビールを買おうかと聞いてみると、賢島駅構内のコンビニにあると言われた。えらいことです！ソフトドリンクは自販機があちこちにあるから大丈夫なのだが、アルコールは少し遠いので、事前に準備しておくことをお勧めいたします。ただ、後で聞いたのだが、すぐそばのお店で置いているところがあった模様。情報が錯綜しているので、アルコールに関しては事前に準備するのがやっぱり良さそうだ。
そうこうしているうちにどんどん乗船客が船に乗ってくる。気がつけば船内、船外ともに満席状態だ。ルーフトップで貸切かと思いきや、とんでもなかった。大人気だ。
さてさて、いよいよ出発♪どうも先ほどの案内係の人が船長さんだったようだ。独特の話し方で笑いを誘いながら港を後にする。エスパーニャ号は大きいから、ルーフトップで見る景色はもっと最高なのかも知れない。まあ、その辺りは今度の楽しみに取っておきましょう。
どんどん湾内に進んでいく。揺れることもなく、これなら船酔いは大丈夫だろう。なんとも心地よい乗り心地。船に乗ることがあまりないので、こんなふうに船を自分で操縦して走れたら最高だろうな。
おまけの島、一本松の島、はっきりとは覚えていないが船長さんがそんなことを紹介してくれながら楽しく湾内を進んでいく。この場所の歴史も感じながら本当に楽しいクルーズだ。左手に突然椰子の木が立ち並ぶ砂浜が。ここは間崎島の端。島のお年寄りたちが使う施設らしい。この島はかつて真珠で一世を風靡したのだが、今では過疎の島となっているようで、移住しませんかなどと笑いを交えてご紹介してくれる。
各入江にはアオサの網がある。俺はアオサが大好物なのです。たまに通り過ぎる漁師さんたちの小船から手を振ってくれたり、なんだか楽しいのです♪
彼方にエスパーニャ号が。太平洋を少しだけ見る大型船ならではのコース。俺たちのクルーズはあそこまではいけません。ぐるっと回ると地中海村の建物群が見えてくる。
ミキモト真珠養殖場の存在感がすごい。シンプルなのだが佇まいが印象的だった。その先の岬にはよく見るとえべっさんのような像が…。船長さんの説明を忘れてしまったが、しっかりと由緒を話してくれますのでぜひ乗船して聞いてくださいませ。
そして、いよいよサミットのあった場所「志摩観光ホテル」が見えてくる。その当時は潜水艦や軍艦がこの英虞湾にたくさん集結していたようで、サミットの2週間前ぐらいから営業もできなかったという。サミットを開催するということの大変さを痛感した。エスパーニャ号が見える。真珠のお店に立ち寄っているらしい。
英虞湾・島めぐりも終わり戻ってきました〜。後で出発したエスパーニャ号は先に到着しておりました。横を通り過ぎる時、たくさんの人が手を振ってくれ、なんだか最後まで笑顔になるクルーズだった。
本当に天候次第で良くも悪くもなるクルーズだけど、乗ってみなければわからない楽しさがそこにはある。まだお乗りでないなら、天気の良い日にぜひ乗ってみてはいかがだろう。船長の楽しいお話と共に、海風を感じながら爽快な気分を味わえます。
さて、お昼なので昼食でもいただきますか〜。
つづく…
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